あおしゅん日記

猫の手も借りられず、むしろ邪魔をされながら書いています。

パパになるまで④【猛省。】

11月、僕と嫁さんは二人三脚、あれやこれやで妊娠生活を過ごしていました。

食事については試行錯誤の繰り返しで、果物や、意外と濃い味付けの料理が食べれたり。

焼きそば、うどん、中華料理(麻婆豆腐・チヂミ、回鍋肉とか)、あとは梅しそ系のおにぎりやゼリー、カロリーメイト

ただ昨日まで食べられたものが、次の日突然食べられなくなったりもしました。

 

11月後半になってくると、つわりの症状がより酷くなっていき、嫁さんは水を飲むのもしんどいくらいまでになりました。

つわりの症状に加えて、栄養が摂れないから余計に辛い。

そこで、病院の先生に勧められて点滴を打つことにしました。

これがかなり良かったようで、僕が仕事から家に帰ると嫁さんは見るからに血色が良くなっていました。

点滴のおかげで食欲も少し戻り、体力的にも精神的にもプラスに働きました。

しんどい時は、迷わず点滴を打つ。かなり大事みたいです。

 

嫁さんの状態を鑑みて、仕事に復帰する事はせず自宅安静を延長することになりました。

嫁さんは一旦実家に帰って、お義母さん達のサポートを受けながら安静にする事になり、僕は一人+猫でお留守番を任されました。

 

この頃から仕事は繁忙期に入っていて気が張っていたし、嫁さんに心配はかけるまいと、家事だって完璧にこなそうと意気込んでいました。

僕は家事が苦にならない方で、得意分野は掃除(水回りの赤カビ絶対許さないマン)

あんまり料理もしてこなかったけど、嫁さんに色々教えてもらって、それなりに出来るようになっていました。

 

実際、お留守番の日を重ねていく毎に、「オレ、かなり出来るじゃん」って思うようになりました。

残業で遅くなっても家事全般に猫ちゃんのお世話、嫁さんに近況や状態を聞いたり話したり。

 

こういう家事系は、元々嫁さんとルールを作って、それをルーティン化していていました。

でもこの時は自分がやりやすいように自分のルーティンを作って家事を回していました(元々こだわりが強い方です)

 

嫁さんが実家に帰って2週間ほどが経ち、週末。

僕と猫が待つ我が家へ一回嫁さんが戻ってくることになりました。

 

相当自信を深めていた僕は、嫁さんに何一つ不自由や負担を与えまいと張り切っていました。

仕事から帰ってきて、完璧に家事をこなす僕を見ててくれと。

 

嫁さんが帰ってきて2日目、夜中に嫁さんが僕に

「自分の家じゃないみたい。私は邪魔者みたいに感じる。」

嫁さんはそう言って悲しげに泣いていました。

 

知らないうちに僕は嫁さんに圧迫感や疎外感を与えてしまっていました。

多分つわりの影響もあって、そういう不安な気持ちをより敏感に感じるようになっていたのかもしれません。

結局のところ、僕は嫁さんを気遣っているつもりが自分の事しか考えていなかったようです。

 

この後、僕は謝り倒して自分の言動を改めるようにしました。

今回の事は本当に申し訳なかったし、嫁さんの気持ちを考えると辛い。。

多分、これからもずっと忘れられないんじゃないかなと思います。

 

近場に懺悔室とか無いかな。。猛省。。