あおしゅん日記

猫の手も借りられず、むしろ邪魔をされながら書いています。

NBG!NBG!

僕にとって、NO BRIGHT GIRLは単に好きなバンドではありませんでした。

ヒーローのような、友達のような、弟のような。

他にも、お世話になったバンドさんや好きを超えてるバンドさんは勿論いるけど、やっぱり僕の中でNBGは特別だと思う。

初めてStory To Tellを聴いた時の高揚感は、今でも忘れてない。速攻でDemoを入手したんよな。

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(↑まだiTunesにCD入れてた頃。ジャケットはネットのどっかから引っ張ってるから画質荒いのがまたノスタルジー)

それが、自分が初めての企画を計画していたタイミングで、しかも当時住んでた福山にライブしに来るってんで、「ライブ行って見てくるしかねぇ」ってなった。

直感的に、このバンドだけは誘いたかった。

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↑当時の写真あったわ

このライブの後、物販してたメンバー達に声を掛けて、企画に誘ったんだよな。

その時の嬉しそうな反応を見て、こっちまで嬉しくなったの覚えてる。

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話は少しズレるけど、僕にとってAll Found Bright Lightsは正にルーツで、今もこれからも自分の一部であると断言できます。

活動休止して、ポッカリ空いた穴を埋めてくれたのは、NBGでした。

僕、AFBLのライブが始まる直前って楽しみ過ぎて体が硬直して震えてたんだけど、NBGのライブ前も同じ事が起きてたんだよね。

「あ、一緒だ」って思って、本当に嬉しかった。

 

そのあとも、NBGが広島来てくれたり、自分の企画に出てもらったり。

僕の周りでも、NBGが好きな人が増えて、当時はガールフレンドだった今の嫁さんもNBGが好きになってった。

福山のミュージックファクトリーでフロアライブした時、フロアがぐちゃぐちゃ過ぎて最高だったな。

結婚式で、披露宴の入場曲にStory To Tell使わせてもらいました。

EP「WILL」の発売前、はるやから音源データが急に送られてきて、仕事帰りの電車で聴かせてもらったな。あれ本当に嬉しかった。あのEPはGhostが1番好きだ。

音弥のapex配信、地味に結構見てた。

 

現体制になって、突き抜けて明るい曲調も、これまたNBGらしいなぁって思った。

色々と表現の幅が広がってるように感じてた。

でもやっぱりだいぞーの歌声は変わらず惹きつけられる。

ただ純粋に歌う事が好きなんだなって分かる。

 

実際、回数で言ったらそんなに会ってないんだろうけど、ライブハウスならそれでも充分。過ごした時間以上に繋がれる感じするよね。

NBGは僕にとって本当に大切な存在です。

 

以上、NO BRIGHT GIRLへのLoveを語る回でした。

 

おわり

 

ボローニャFCと食パン

先日の休日出勤で、事務所にて一人ぽつんと出勤していた時のこと。

パソコンをカタカタと操作して商品注文の受注作業をしていると、仲の良い営業部の先輩から電話がかかってきた。

この先輩、とにかくおしゃべり好きで、一度話し出すと一方的かつ長尺でのトークタイムが始まる。(大体の話が面白いので許している)

 

電話の内容は担当のお客さんの注文で、それ自体は30秒くらいで終わって…

「そういえば、昔こんな事あったよなぁ」

そこから僕が営業部に所属していた時の思い出話にフェーズを移行していくのでした。

 

当時、インデックス大阪で行われた大規模な食品展示会に営業の先輩たちと参加した時の事。

西日本の各地から多くの食品メーカーが参加し、あの大きなインデックス大阪にメーカーのブースが所せましと立ち並んでいました。

当時の僕はそれくらい大きな規模の展示会に参加するのは初めて。

営業活動は程々に、各ブースをウロウロと見て回ってました。

 

すると「ボローニャFC」と書かれた食パンメーカーを発見。

それなりに海外サッカーが好きな僕はこう思いました。

「え、ボローニャFCじゃん!親会社って食パンメーカーなんだ!すげえ!」…と。

当時、海外で活躍していたサッカー日本代表DFの冨安がイタリア セリアAのボローニャFCに移籍した事で大きな話題を呼んでいました。

 

そこで、すぐさま先輩(サッカー好き)に「面白い会社がありますよ」と呼びつけ、ブースに立っていた営業マンに話かけました。

(※基本的に、展示会は客が来なければずっと暇で、時間を持て余した営業マン同士が立ち話をする事もしばしばあります)

 

どんなパン売ってるんですか?僕はこういう会社の者でして…。などと当たり障りのない話をして、満を持して僕は「最近冨安が移籍してきてすごいですね!」と鼻息を荒げながら言いました。

「え?なんですか?」困惑した顔をする営業マン。

「サッカーの冨安、ボローニャFCに移籍したじゃないですか?」

「あー…それはうちとは関係ないですねw」

 

え、どういうこと?もしかして名前が一緒なだけ?

ようやく理解して、「ヤバい」と思いながら先輩を見ると満面のニヤケ面。

 

帰り道、散々先輩たちにイジラれ、サンプルでもらったデニッシュパンを齧りながら帰路につきました。

 

ここまでの話を10分近く繰り広げ、先輩は電話を切りました。

最近、ボローニャFCからアーセナルへ移籍した冨安。合流から間もなく目覚ましい活躍をする冨安を見て、この話を思い出したそうな。

 

冨安選手、頑張って!

息子は宇宙人ではなかった

赤ちゃんが産まれて早くも3ヶ月。

この3ヶ月間、嫁さんの出産から育児休暇、新築の打ち合わせや引っ越し、職場復帰。

振り返ってみるとイベントが多すぎて濃ゆい日々だった。。。

それもようやく落ち着き、ありがたいことに生活も育児も楽しめてます。

 

育児休暇は2か月取らせてもらいました。

始まる時はいざ知らず、終わってみればあっという間。

 

で、実際どうだったかというと、取得して心底良かったなというのが素直な気持ち。

初めての育児で分からない事だらけ(今もだけど)、役所の手続きはもちろん、僕の場合は引越しの段取りや新生活の準備も重なり。。

とにかくやる事が多すぎたので、育休が無かったら絶対パンクしてた…。

給与面も、思ったよりも国の育休手当てが貰えた印象でした。給与の6割程+社会保険料免除だから、確かに額は下がるけど2か月くらいだったら生活に困るほどではないかな。

あとはもちろん、赤ちゃんのお世話を(全てではないけど)習得出来た事が良かった。

2人体制で育児が出来れば、少しでも余裕が生まれてより育児を楽しめる気がする。

まぁそれでも上手くいかない事の方が多いし、焦ったりイライラしたり落ち込んだりを繰り返してるわけですが…。

 

それと、職場復帰して子どもと接する時間が圧倒的に少なくなったのを肌で感じます。

育休を取っていたからこそ、いかにその時間が少ないかがよく分かるというか。

復帰してからしばらくは、家に帰って赤ちゃんを見ると、何日ぶりだっけみたいな変な違和感に襲われました。

 

その分、お風呂に一緒に入る時間は特に大切にしてます。

平日では唯一、一番関わり合える時間なので。

限られた時間でどうにか笑顔を引き出そうと、必死になってあやしてます…。

嫁さんが風呂場近くにいる時はなんか恥ずかしいので少しトーンダウンしますが。

 

こちらが笑顔で接すると、息子も一緒にニッコリしてくれる(凄まじく可愛い)ようになったので、それでまたこちらも笑顔になって…という不滅のサイクル。

コミュニケーションが取れるって、こんなにも嬉しいのかと痛感してます。

 

色々と大変だけど、今はとにかく頑張るっきゃねえなって感じです。

これからもちょくちょく日記を書きます。

次はどうでもいいような事を書きたいな!

さよならー。

パパになるまで⑧【キングダム】END

題名ですが、漫画のキングダムが連載を終了したわけではありません。

パパになるまでシリーズも今回でおしまい、ということです。

結末から言うと、6月7日の夜10時半ごろ、母子ともに健康で無事に出産が終わりました。元気な男の子です。

本当にお疲れさま。本当にありがとう。

 

正期産の37周に入り、予定日は25日だけど、いつ産まれてもいい状態。

この頃の嫁さんは、漫画版のキングダムにハマっていました。

元々、自宅安静していた頃にアニメ版のキングダムをずっと観ていて、最近また最新話まで見終わったらしく漫画版に手を出していました。

家で誰が一番好きか話したり、理解力の無い僕に嫁さんが解説してくれたり、昌文君のモノマネをしたり。

誰か出産祝いで漫画全巻買ってくれんかな。

 

6月6日。僕は仕事で、朝からゴソゴソしていました。

家を出る前、嫁さんが突然「お腹が張って痛いんよね~、あと少し出血もある」と言い出すので、思わず固まってしまいました。

いや、いつ産まれてもいい状態なのは知ってる。

頭では分かっているつもりでも、いざ言われると真っ白に。。

絶対変な顔すると思った(笑) そう笑ってから「本陣痛ではないと思うから、とりあえず仕事行ってきていいよ」と言われ、変な顔のまま仕事へ。

 

日中も嫁さんと連絡を取りながら、何とか仕事を終え帰宅。

仕事しながらネットで見てたが、きっと嫁さんは前駆陣痛というやつだな。

きっと収まって予定日に近くなったら本陣痛がくるのだろう。

そう考えていました。

 

家に帰り状態を確認すると、どうやら不規則ではあるが下腹部に痛みがあるみたいでした。

そうこうしている内に、定期的に痛みがきたので病院に連絡してみると、「一度病院へ荷物を持ってきてください」と言われました。

 

え、これってもう産まれる流れなの?理解が追い付かないまま、嫁さんを車に乗せ夜中の病院へ。

僕の不安をよそに、落ち着き払っている嫁さん。

きっと、ずっと前から覚悟を決めていたんだろうと思う。

 

病院の玄関前で、「見守ってるからね」と僕が声を絞り出すと、嫁さんは何故かキングダムの武将がやるように、左手の拳を右手でバチンと胸の前で付け合わせました。

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 「今ここで、それをやるか」と、思わず笑う僕。

嫁さんの背中を見送りながら、ボソッと「ご武運を」と呟き、僕も同じように胸の前でバチンとするのでした。

 

それからおよそ24時間後、立ち会えない僕は嫁さんから「うんでくる!!」というLINEを見て病院の近くのコンビニまで行って待機することに。

6月7日生まれの有名人とか、星座占いとか、何故かどうでもいい情報を頭に入れては蒸発させを繰り返していました。

そして、最後のLINEから1時間半後に嫁さんからのLINE。

 

「しゅんくん!!!ばくたん!!!」

 

メッセージと一緒にフニャフニャで泣いてる我が子とカメラを向けられピースしている嫁さんの動画が届きました。

感無量。ただただ泣きました。

ほどなくして嫁さんから電話がありましたが、なかなか言葉が出ませんでした。

「本当にお疲れさま。ありがとう。尊敬してる。誇りに思う。」そんな感じの事を言った気がします。

 

その後、嫁さんと1時間くらい電話して(体力すげえな)、パパである僕が病院に呼ばれることは結局無さそうだったので(一目だけでも会わせてもらえるかと期待していた)、帰路につくことにしました。

 

RADWIMPSの「Tummy」を聴きながら帰りました。

本当に良い曲だなぁって思います。

 

この10か月間、紆余曲折しながらでも、最後は母子ともに健康でホッとしています。

大変なのはこれからだけど、また2人で乗り越えていけるはず。

 

もし最後まで読んでくれた方がいらっしゃれば、本当にありがとうございます。

つたない文章で失礼しました。

また日記でも書きます。 おわり

パパになるまで⑦【雨降って地固まる】

おそらく妊娠期間の中にあって最大の難関を乗り越えた2人。

元々とても仲が良くて、息が合った夫婦であると自負していたけども、妊娠期間の全体を通してより夫婦としての関係が深まった気がします。

 

嫁さんの外見が好きだし、趣味も合うし、一緒にいて楽しい。

けど今はそれ以上に、一人の人間として嫁さんの事を尊敬、リスペクトする気持ちが強い気がする。

僕にとって彼女以上のパートナーは居ないなと素直に思います。

なんとなく、嫁さんも同じ事を思ってくれているような自信もあります。

 

もちろん、これまで書いてきた通りイージーな道ばかりではなくて、セーブポイントも無いようなハードモードばかりでした。

おかげさまで、夫婦として一皮剥けた気がします。

まさに雨降って地固まる。

 

出産予定日まで残り100日を切って、今は苦労した分楽しい事を嫁さんとたくさんしたいなって考えています。

一生ってことはないけど、2人きりで過ごす最後のタイミングなので、やりたい事をやって食べたいものを食べたい。

 

なんとなく過ごす一日も大切にしながら、2人と猫ちゃんで赤ちゃんが生まれる日を楽しみに待ちたいと思います。

パパになるまで⑥【猫セラピー】


嫁さんが切迫早産の治療と保護観察で実際に入院したのは、12月25日から翌年1月9日までの2週間と少し。

でもそれは、僕たちにとって数字で見る以上に長い長い日々でした。

自由に動ける僕に対して、ほとんどをベッドの上でしか過ごせない嫁さ

んは、更に辛く長い日々だったと思う。

 

ならば面会でもして元気づけてあげたいけど、コロナの影響でそれもダメ。

せめてもの救いだったのは、2人1室の相部屋だったけど嫁さんしか入っていなか

ったおかげで電話が出来た事。

今のご時世、ビデオ電話が手軽にできる事のありがたみを思い知りました。

 

我が家には最愛の愛娘である猫のあおちゃんが居ます。

ビデオ電話では僕の顔はほどほどに、常にあおちゃんの映像をうつしながら電話をしていました。

あおちゃんの毛繕い、ご飯、お水、寝顔を見ては「可愛い~。早く会いたい~。」と嫁さんは嘆いていました。

けど、あおちゃんは確実に嫁さんの事を癒してくれていました。

 

この頃の写真フォルダを見返すと、あおちゃんの写真がかなり密集していました。電話が出来ない時は、折を見て写真を嫁さんに送っていました。

 

病院での生活は辛く長いものでしたが、周りの環境はかなり良かったようでした。

木張りのお洒落な院内と、ホテルのように綺麗なシャワールーム。入院患者一人につき一台iPadが備え付けられていたり。

そして、何より驚いたのは食事。

嫁さんから送られてきた、とある日の夕食の写真。

麻婆豆腐定食らしかったのですが、高級フレンチのようなお皿に盛りつけられた料理たち。

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お皿の余白どしたん

毎食こんな感じの料理をコック帽を被ったスタッフが配膳してくれてたらしいです。

こんだけボリュームがあっても、妊婦さんの健康を考慮された栄養バランスとのこと。

 

そんなこんなで年末年始を過ごし、仕事が始まって数日経った、よく晴れた1月9日。

ついに嫁さんは退院の日を迎えました。

嫁さんが病院から出てくるのを見た時は、素直に、本当にホッとして、嬉しかったのをすごく覚えています。

 

家にまっすぐ帰って、あおちゃんとも感動の再会。

嫁さんはいつものようにあおちゃんを抱きあげて頬ずりをすると、あおちゃんはいつものようにウンザリしたような顔をするのでした。

その光景を見ながら、改めて今の時間の大切さが心に沁みました。

 

めでたし めでたし。

パパになるまで⑤【タルトケーキと即入院】

12月に入り、嫁さんは実家への自宅安静を終えて我が家へ帰ってきていました。体調は時々悪くなるけど、だいぶ良くなってきた事もあり、職場復帰のタイミングを探っていました。

僕は繁忙期で忙しいながらも、職場の協力もあって割と早めに帰らせてもらったり、仕事と私生活を両立させて過ごす事が出来ていました。

 

クリスマスが近づいた12月の後半、嫁さんの復帰日が決まり、嫁さんは嫌がりながらも渋々職場へ赴いていくのでした。

嫁さんの職場は人手不足で仕事が忙しく、家に帰ってきて嫁さんがぐったりしている事もしばしばありました。

 

そんなこんなで復帰してから1週間程を過ごし、クリスマスイブ。

お休みだった嫁さんはクリスマスの豪華な食事を用意してくれていました。

昔懐かしの子ども用シャンパンと一緒に、美味しく楽しい食卓となりました。

そしてクリスマスケーキの時間。僕(甘党)はウキウキしながら箱を開けて中身を見ました。が、一瞬「ん?」と固まってしまいました。

今年は嫁さんが奮発してカットケーキを4つ買ってくれていたのですが、4つの内4つがタルトケーキなのでした。

 

「4つあるなら2つくらいはスポンジケーキでもいいんじゃ…」口が裂けても言えないし、言う権利もありません。

僕がすべき事は、そのケーキをSNSにキラキラさせて投稿し、美味い美味いと食べる事、それだけです。

「タルトケーキ好きなんじゃね」やんわり聞く僕に、嫁さんは頬を緩ませながら「うん!好き~」と返事をしました。

「これは明日、職場の先輩に話して笑いのネタとして消化しよう…」そう心に秘め、美味い美味いとケーキを食べ進めました。

 

次の日、僕はいつもの通り職場へ、嫁さんは検診へ向かいました。

僕はいつもの通り業務をこなし、いつもより遅めの夜の7時半ごろで帰路につこうとしていました。

そこへ、嫁さんからの電話が鳴りました。

「今日から入院する事になった。入院に必要なものを持ってきてほしい。」

あまりに突然で、ビックリし過ぎて、どんな言い方をしていたか思い出せない。

 

職場復帰をした事が災いして、切迫早産の症状である出血などの改善がなかなか見られず、2週間~4週間入院して集中的に治療・保護観察する。嫁さんから伝えられたのは、そういった内容でした。

しかも、コロナウイルスの影響で面会は不可。

 

「え、たった今から最低2週間は嫁さんに会えない?」

「え、なんの説明も準備も無しに嫁さんを入院させるの?」

「え、ただでさえ妊娠で精神的に不安定なのに、あれだけ家と猫が大好き(きっと僕の事も!)な嫁さんが完全に隔離されるって、大丈夫なの?」

え?エ?E?…色々な不安や疑問を逡巡させながら、荷物をまとめて病院へ向かいました。

 

面会は不可で院内に入る事も出来ないので、着替えや生活品の受け渡しはエントランス前で看護師さんをインターフォンで呼び出して行うとの事。

いつもは綺麗でお洒落な雰囲気すら漂う病院でしたが、この日ばかりは夜中に黒くそびえ立つ要塞のような、RPGでいう魔王の城みたいな。。

この時、まだ動揺が続いていたのか、インターフォンで自身を名乗る時に「あ、○○の彼女です!あ、いや、嫁、えっと、旦那、夫です!!」と訳の分からない自己紹介を炸裂させ、看護師さんと近くで聞いていた嫁さんの失笑を買ってしまう私。

 

とぼとぼ家に帰り、リビングで色んなことをぼんやり考えている時にふと思い出して、冷蔵庫の中を見ました。

残った2つのタルトケーキ。

「こんな事になるなら、昨日タルトケーキにケチな事を考えるんじゃなかった。素直に喜んで、もっと2人で楽しく過ごせばよかったな。」

残ったタルトケーキを見ながら、後悔の念に押し潰されそうになりました。

 

そして、僕と嫁さんにとって長い長い16日間が始まるのでした。