あおしゅん日記

猫の手も借りられず、むしろ邪魔をされながら書いています。

パパになるまで⑧【キングダム】END

題名ですが、漫画のキングダムが連載を終了したわけではありません。

パパになるまでシリーズも今回でおしまい、ということです。

結末から言うと、6月7日の夜10時半ごろ、母子ともに健康で無事に出産が終わりました。元気な男の子です。

本当にお疲れさま。本当にありがとう。

 

正期産の37周に入り、予定日は25日だけど、いつ産まれてもいい状態。

この頃の嫁さんは、漫画版のキングダムにハマっていました。

元々、自宅安静していた頃にアニメ版のキングダムをずっと観ていて、最近また最新話まで見終わったらしく漫画版に手を出していました。

家で誰が一番好きか話したり、理解力の無い僕に嫁さんが解説してくれたり、昌文君のモノマネをしたり。

誰か出産祝いで漫画全巻買ってくれんかな。

 

6月6日。僕は仕事で、朝からゴソゴソしていました。

家を出る前、嫁さんが突然「お腹が張って痛いんよね~、あと少し出血もある」と言い出すので、思わず固まってしまいました。

いや、いつ産まれてもいい状態なのは知ってる。

頭では分かっているつもりでも、いざ言われると真っ白に。。

絶対変な顔すると思った(笑) そう笑ってから「本陣痛ではないと思うから、とりあえず仕事行ってきていいよ」と言われ、変な顔のまま仕事へ。

 

日中も嫁さんと連絡を取りながら、何とか仕事を終え帰宅。

仕事しながらネットで見てたが、きっと嫁さんは前駆陣痛というやつだな。

きっと収まって予定日に近くなったら本陣痛がくるのだろう。

そう考えていました。

 

家に帰り状態を確認すると、どうやら不規則ではあるが下腹部に痛みがあるみたいでした。

そうこうしている内に、定期的に痛みがきたので病院に連絡してみると、「一度病院へ荷物を持ってきてください」と言われました。

 

え、これってもう産まれる流れなの?理解が追い付かないまま、嫁さんを車に乗せ夜中の病院へ。

僕の不安をよそに、落ち着き払っている嫁さん。

きっと、ずっと前から覚悟を決めていたんだろうと思う。

 

病院の玄関前で、「見守ってるからね」と僕が声を絞り出すと、嫁さんは何故かキングダムの武将がやるように、左手の拳を右手でバチンと胸の前で付け合わせました。

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 「今ここで、それをやるか」と、思わず笑う僕。

嫁さんの背中を見送りながら、ボソッと「ご武運を」と呟き、僕も同じように胸の前でバチンとするのでした。

 

それからおよそ24時間後、立ち会えない僕は嫁さんから「うんでくる!!」というLINEを見て病院の近くのコンビニまで行って待機することに。

6月7日生まれの有名人とか、星座占いとか、何故かどうでもいい情報を頭に入れては蒸発させを繰り返していました。

そして、最後のLINEから1時間半後に嫁さんからのLINE。

 

「しゅんくん!!!ばくたん!!!」

 

メッセージと一緒にフニャフニャで泣いてる我が子とカメラを向けられピースしている嫁さんの動画が届きました。

感無量。ただただ泣きました。

ほどなくして嫁さんから電話がありましたが、なかなか言葉が出ませんでした。

「本当にお疲れさま。ありがとう。尊敬してる。誇りに思う。」そんな感じの事を言った気がします。

 

その後、嫁さんと1時間くらい電話して(体力すげえな)、パパである僕が病院に呼ばれることは結局無さそうだったので(一目だけでも会わせてもらえるかと期待していた)、帰路につくことにしました。

 

RADWIMPSの「Tummy」を聴きながら帰りました。

本当に良い曲だなぁって思います。

 

この10か月間、紆余曲折しながらでも、最後は母子ともに健康でホッとしています。

大変なのはこれからだけど、また2人で乗り越えていけるはず。

 

もし最後まで読んでくれた方がいらっしゃれば、本当にありがとうございます。

つたない文章で失礼しました。

また日記でも書きます。 おわり