パパになるまで②【付き添えない夫】
嫁さんが妊娠したかも宣言を行い、次の休みには産婦人科へ行く事になりました。
その日、僕は仕事という事もあったんだけれども、どうやらコロナの影響で産婦人科への付き添いは原則できないらしい。
せっかくなら夫婦二人、その場で喜びを分かち合いたいところだったのだが。。
午前中に検査を終えた嫁さんに電話をしました。
結果は「多分赤ちゃん居るけど、小さすぎて心拍が確認出来ないから翌週に再検査」との事でした。
エコー検査で確認できた赤ちゃんらしき物体は黒い点でした(嫁さんが写メで送ってくれた)
「こんな黒い点でも、ちゃんと母体はしんどくなるから凄いよね」と嫁さんは言っていました。
焦らされつつも、ようやく検査当日。
この日は僕もお休みを合わせて取って、院内には入れないけど送迎係を担当。
この頃から嫁さんはつわりがヒドくなっていたので、待っている間はネットで先輩妊婦さんが記した「これなら食べれる食材」を求めてスーパーへ繰り出していました。
ちなみに、記事を書いている今現在、嫁さんが一番食べやすいと言っているのは「リンゴ」です。
パパになるかもな人はリンゴの皮むきをママになるかもに今の内に教授してもらった方がいいかもです。
そして、思ったより早くに検査が終わった嫁さんが車に戻ってきました。
嫁さんは何故だか「アパートの家賃上がるらしいよ」と検査の結果とは全く関係の無い話をし始めるので、話を遮って「検査はどうだったの?」と聞きました。
結果的には赤ちゃんは居ました。先週より成長もしていました。
ただ、それとは別にもう一つ影があったらしく、それは2つの可能性がありました。
1つは子宮内で出血があり、「絨毛膜下血腫」である可能性。
2つ目は、もう一人赤ちゃんがいる可能性。赤ちゃんがいるとしても、位置がかなり悪いらしく、手術しなければならないかもとの事。
1つ目の絨毛膜下血腫については、ネットでしか情報を得られていないので敢えて
説明はしませんが、健常な妊娠とは言いにくいかもしれません。
どちらにせよ、3日後に再度検査をするとの事でした。
僕は「もしかしたら、双子が生まれる可能性もあるって事なんかなぁ」などと、それっぽく明るい口調で言いはしたものの、内心すごく不安でした(今現在も、ですが)
間違いなく、それ以上に嫁さんは不安でいっぱいなのだろうと思うと、やり切れない気持ちでした。
尚の事、院内まで付き添ってあげられないのが、もどかしい。。
結局のところ、再検査の結果は「おそらく子宮内の出血」という感じで、二人目の赤ちゃんでは無いけども「絨毛膜下血腫」とも明言しない、そんな感じでした。
色々不安を煽らないようにしてくれてるんだと思います。
とにかく無理せず安静にすること、そう言われたそうです。
診断書を書いてもらい、嫁さんは2週間仕事をお休みすることになりました。
とりあえずは、強制的に安静にしていられる状況になったので、夫婦共々少しホッとしました。
休みの間、塞ぎ込んでしまわないだろうか。。
そんな一抹の不安をよそに、Netflixの「水曜どうでしょう」を見てケラケラ笑ってる嫁さんを見て、不安を払うように、僕も同じように、笑うのでした。